
在宅での緩和ケア
palliative care
最期まで自宅で過ごすために
適切な緩和ケアにより患者様・ご家族様の『QOL:生活の質』を高め、最期までご自分らしく生きるためのお手伝いをいたします。
適切な緩和ケアはご自宅でも病院と変わりなく、引き続き受けることができます
当院には緩和医療を専門に従事していた緩和医療学会指導医が3名在籍しています。また定期的にカンファレンスを行い情報を共有することで、適切な緩和ケアを病院と変わりなくご自宅でも提供できます。
苦痛を取り除くため、必要に応じて当院の医療用麻薬ポンプを使用します
当院には計18台の医療用麻薬ポンプが用意されています。これにより、必要に応じてすぐにがんの痛みのケアが可能です。また、医療用麻薬を点滴したまま時期を逃さずに退院されることも可能です。
コロナ禍以降、自宅で緩和ケアを受けられるがん患者さんは全国的に増えています
コロナ禍以降、病院や施設では面会制限が続いている場合も多々あります。そのため家族に囲まれて生活したいと在宅での緩和ケアを選ばれる方が多くなっています。また最期は家族に会いたいと急遽退院される方もいらっしゃいます。当院で2019 年に訪問したがん患者さんは 289 名でしたが、 2024 年には 794 名へ増えています。
緩和ケアを受けられるがん患者さんの約80%は、最期まで自宅で過ごされています
当院での緩和ケアを提供の結果として、2023年に訪問したがん患者さんの約75%は、自宅で最後まで過ごすことができています。また、最期まで生活できる施設などもご紹介することで、当院では全体として約82%の患者さんをお看取りまで対応しています。
苦痛のある時、不安な時はいつでも24時間対応します。